神棚アプリの更新 202508 泥の中から宝石を見つける

2025年8月19日火曜日

神棚

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日記の新しいワークを追加しました

神棚アプリの日記は、心が自然に感謝へと向かう手助けをめざして設計しています。

毎日の小さな振り返りや感謝の言葉は、心のリズムを整え、穏やかな幸福感をもたらしてくれます。


けれど最近、私は「感謝」というテーマだけでは限界があるのではないかと考えるようになりました。

この違和感をきっかけに、新しい日記の雛形を追加しました。


感謝の限界

ポジティブでいることは素晴らしいことです。

しかし「常にポジティブであれ」という前提は、どこかで無理を生みます。


一時的に高揚して変化を実感しても、日常に戻れば反動が大きく返ってくることもあります。

ポジティブ一辺倒の考え方は「ポジティブ教」と揶揄されることさえあり、近年はネガティブとポジティブを二項対立で捉えない視点が広がってきました。


感謝もまたポジティブの側に置かれている以上、そこには限界があります。

例えば「逆境は試練、だから感謝を」という主張は、一見前向きに聞こえます。

しかし、辛い境遇にある人にとっては「感謝が足りない」と迫られるようにも映り、かえって苦しくなることがあります。


善意のアンサーが、時に負荷になってしまう。

その危うさを、私は強く意識するようになりました。


感謝の外にあるもの

そこで一歩立ち止まって考えてみました。

感謝できない日があってもいい。私自身にもそんな日があります。


感謝はゴールではなく、結果として名づけられる感情のひとつにすぎないのではないでしょうか。

感謝そのものよりも、感謝に至るまでの道のりにこそ価値がある。

そう捉えることで、ようやく自分の中でしっくりくる答えを見つけることができました。


新しい日記の形

今回追加したワークは、「感謝よりも前の段階」に目を向けます。

つまり「自分が本当に大切にしているもの」を掘り起こすことです。


世間では「大切」とされることでも、自分にとって大切に思えないことはあります。

むしろ「あなたも感謝すべき」と押し付けられることで傷つくことすらあります。


だからこそ、自分にとっての充足を見つけることが大切です。

それは「家に帰れば生ハムの原木があるしな」と笑って言えるような、自分だけの拠り所でもいい。

「これが私の好き」と胸を張れることが何よりも力になります。


例えば、子どもの頃に親に捨てられたおもちゃを、大人になってから集めている人がいるとします。

そこには「泣いている自分を喜ばせたい」という想いが宿っているのかもしれません。

この場合、購入できる今の環境や流通させてくれた人への感謝は自然に生まれます。

けれど「おもちゃを捨てた親に感謝する」というのは倒錯しており、違和感があります。


感謝には「何に対して感謝するのか」という明確さが必要です。

今回の新しいワークは、その問いを立て直すためのものです。


あなたの「大好きを聞かせて」

この日記のコンセプトはとてもシンプルです。

「人のことは気にしないでいい。あなたの大好きを教えてください」


他人の価値観に合わせる必要はありません。

必要なのは、あなた自身の物語です。


もちろん、書いた内容がアプリ外に送信されることはありません。

あなたが綴る言葉は、あなただけのものです。


おわりに

感謝は尊い感情ですが、それを無理に押し付ける必要はありません。

むしろ「自分にとって大切なものは何か」を探すことが、感謝へと自然につながっていきます。


受動から能動へ。能動から苦悩へ。苦悩から成果へ。そして成果から感謝へ。

もしそんな段階があるとしたら、その形は人それぞれです。


神棚アプリは、どんな状況にある人でも自分の物語を紡げるように――そのための機能を育て続けていきます。


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